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2017年9月29日(金)19:00~ ラトリエ Hall Debussy シューベルトは、演奏会冒頭ということで少々硬さを感じたものの、休憩後のベートーヴェンop9-3は楽器の鳴りが深まり、表現は攻めていてとても伝わる演奏に惹かれた。首席として、しなやかに身体を使われる直江さんのソロを以前から聴いてみたかった。その音色は、丸っこく元気で、客席やSNSで拝見する勝手なイメージそのものだった。また、オーケストラでは大人しく見えた門脇さんが、室内楽では体を揺らしてアグレッシブなソロを奏でていた。この日の門脇さんの方が、アーティストとしてずっと魅力的だと思った。若いお二人より少しお姉さんの森口さんは、二人が硬く見えたシューベルトでも冒頭からしっかりと中音域を支え、音楽の柱として終始首尾一貫していたのも印象的だった。 渋谷ラトリエは、渋谷駅から徒歩7~8分、並木橋交差点近くのビルにある。1階に最大100席のホールDebussy、2階に控室等のスペース、5階に練習スタジオと楽器工房を持つ、総合弦楽器施設といったところ。ホールは狭いものの天井が高く響きが豊富で、鋼材と木材が半々程度で囲まれた空間は、硬すぎず温かすぎず音色のバランスがいい。青い照明と内装がお洒落だ。入口から大通りの音が漏れ聴こえてくるところなど、京都丸太町カフェ・モンタージュの空間にも通じる都会的風情が。都内にある、もっと頻繁に公演開催してほしい箱の1つだ。この日も、応援しているアーティストの息遣いを感じられる空間で、細かな所作にまで注目しながら、アンサンブルを見て、聴いて、感じる楽しみを存分に味わったのだった。
by mamebito
| 2018-01-18 23:21
| コンサートレビュー
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