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2017年6月16日(金)18:45~ しらかわホール 藤岡幸夫+セントラル愛知交響楽団 Vn.イ・ユジン ♪ヴォーン=ウィリアムズ/グリーンスリーヴスによる幻想曲 ♪メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ♪ヴォーン=ウィリアムズ/交響曲第5番 初めましてのセントラル愛知響を、これも初めてのしらかわホールで聴いた。 敢えて一言で述べるならば、とてもよい音色の演奏会だった。藤岡さんのタクトは、おそらく約20年ぶりに拝聴したのだけれど、当時よりも落ち着いて安心感が客席からも感じられた。実際に繰り出される手練は昔の印象より少なく、険しい表情で汗をかくご様子もなく、おそらく無駄のないタクトなのだろう、楽員さんとの間に信頼感が漂って見えた。 英国音楽に長けている印象がある藤岡さんによるヴォーン=ウィリアムズ(RVW)は、この作曲家に期待したい理想的な響きを目指す演奏だったように感じた。前述の落ち着いたタクトのおかげで、オーケストラは丁寧によい音色を奏でていた。RVWにおいて、いい音色(どんな音色か言葉にしようがないが)は絶対条件だと思っている。そして、マエストロのテンポは落ち着いても全く弛緩せず、かといって急くことがなく絶妙と言ってよかったと思う。中規模ながら豊かなホールの響きも手伝って、滋養と共感に満ちた(溢れてしまわないのがミソ)演奏だった。 メンコンは、先日のサロネン+PO+諏訪内で作品の魅力にやっと少し開眼したところ、この日のしらかわホールは少々残念な内容だった。韓国からいらしたソリストは若く活発な印象で見目に初々しいのはよいのだけれど、弓を弦にガッチリ噛ませるか撫でつけるボウイングが中心で主張ばかり。作品のウィットや軽妙さを塗りつぶしてしまった。以前ノリントン+SWRと来日したヘユンさんも同様で辟易した記憶がある。韓国にはこのような演奏スタイルを伝授する大御所がいらしたりするのだろうか?休憩中、知人を探してかドレスのままホワイエを走り回る姿は、ちょっとどうかと思いつつも微笑ましかったが(笑)
by mamebito
| 2018-01-04 00:04
| コンサートレビュー
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