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2009年7月11日(土)15:00~ サロン・テッセラ
クァルテット・アルモニコ Vn.菅谷早葉、生田絵美 Va.阪本奈津子 Vc.富田牧子 ♪ハイドン/弦楽四重奏曲第25番 op.17-1 ♪モーツァルト/弦楽四重奏曲第14番 K.387 ♪ハイドン/弦楽四重奏曲第82番 op.77-2 ♪ハイドン/弦楽四重奏曲第81番 op.77-1~第2楽章(アンコール) その文章が好きで、チェリストまっきーのブログによくお邪魔しています。富田牧子さんの文章、端的かつ生き生きとした語り口のみならず、日々の物事の感じ方や広くアートを中心とした知的な洞察に惹かれます。 そのように文章から関心を持った演奏家を初めて聴くというのは、勝手な親近感があって楽しみが増すものです(笑)。同blogの告知で知った今回のサロン・コンサート。午前のジョナサン・ビス@フィリアの後、田園都市線で三軒茶屋へ。平日は地獄の通勤ラッシュで有名な田園都市線も、ウィークエンドの昼間は車内平穏で休日の朗らかさが漂います。 さて欧州でも評価されるアルモニコ、冒頭からさすが均質性が高く肌触りの良い音楽を空間に満たします。加えて皆さんの個性が躍動的な魅力を放つよう。以前FMでアルモニコを聴いた時、凝集性が高く生き生きした演奏がケラー四重奏団に通じると思ったのですが、本日の印象もそれに近いものでした。 特にハイドンの77-2が秀演。緩徐楽章の息の通った旋律の受け渡しや終楽章の躍動感が何とも音楽的でした。モーツァルトの描き分けも見事で、もっと春の寂しさに拠った演奏も好きですが、本日のように生き生きと鮮やかなK.387もいい。ちょっとしたトラブルや顕在化しないリスクへの対処も落ち着いたもので、終始皆さんの高い集中力が伝わり引き寄せられるような演奏でした。 初めて訪れたテッセラは先日のトモノより小さなまさしくサロン。顔見知りの挨拶と雑談で賑わう。三茶駅前の綺麗なビルの4Fという好立地。同フロアにはドリンクバーとして使えるテラスを併設。箱は天井が高く空間のわりに響く。客席は平場で舞台が無いため視覚的には厳しい席がありますが、後方3列ぐらいはスツールが並んでいて、おそらくその最前列が音響的にも視覚的にもベストでしょう。 モルゴーア、エクセルシオ、古典…日本を拠点にする気に入りの四重奏団はいくつかありますが、アルモニコに備わる味や質感にはちょっと特別なものを感じました。今後はトッパンでの定期に加えてこうしたサロン・コンサートも催して行くとのこと。サロンの常連になるのは色々な意味でハードルが高そうですが、都合がつく限りアルモニコのライヴを愉しんでいきたいと思いました。12/6(日)の第3回トッパン定期が楽しみです。
by mamebito
| 2009-07-13 01:00
| コンサートレビュー
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