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2008年5月3日(土)17:00~ ホールA
ヨハネス・ヴィルトナー+フィルハーモニア台湾 シューベルト/交響曲第3番 「ロザムンデ」序曲 ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲 “新しいアジアナンバー1”“欧州公演も好評”・・・能書きに騙されたという感じです。 今まで日本以外のアジアの楽団も何度か聴いてきて、あまり良いと思ったことはありませんでした。ただ、ここ数年のアジア勢の躍進は著しいと聞くので、新しいムーヴメントへの期待もあったのですが・・・正直ハズレの方に倒れました。 粗探しをしても仕方ないのですが、シュベ3では低弦の半分ぐらいが1楽章のリピートを間違えるし、3楽章トリオの弦をトップだけにする工夫は良いとしてもコンバスが2小節丸々落ちるし、4楽章はぐずぐずでリズムが立たない・・・。魔弾と竪琴は部分的に爽快な箇所もありましたが、総じて詰めが甘いというか、合奏の総力が伝わらないというか、正確に弾こうとする以上のものを感じ得ませんでした。 学生時代に上海の学生オケと競演した時にも強く感じましたが、私が聴いた限り日本以外のアジアのオケは全般的にVnの一部が達者でオケを引っ張るのですが、良く言えば和気藹々、悪く言えば自分勝手で、合奏に対するコミットの低さが目立つという印象を持っています。フィルハーモニア台湾も、今回聴いた限りでは例に漏れずでした。 ただ、ヴィルトナーはウィーン的な語法を懸命に伝達しており、所々良い意味でその作曲家“らしさ”がふわっと浮き立つ部分がありました。これは素直に良いと思いましたし、その路線でメンバーのベクトルが集束していけば、様式感を備えた優秀なオケになる可能性はあると思いました。 念のため、私は日の丸信仰でも保守派でもありませんが、それでもこう感じずにはいられませんでした。「日本のオケってうまい(上手い・巧い)んだなあ」と。
by mamebito
| 2008-05-13 22:17
| LFJ
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