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近接した空間の“みつをマジック”はあるにしても、音楽を生で体感する喜びに満ちた感動的な無伴奏でした。
2009年5月3日(日)22:00~ 相田みつを美術館 Vc.アンリ・ドマルケット ♪J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第1番、第5番 ドマルケット(ドゥマルケット)は初めて聴きましたが、しっとりした音色に驚くほど柔らかく滑らかなボウイングを持ち、いかにもフランスのチェロ奏者といったところに加えて非常に巧い。演奏は自由なスタイルに立ちつつも例えばクニャーゼフのように特異ではなく、バッハ研究の成果も統合し知情程よくブレンドされた解釈を示し、とても好感を抱きました。 例えば有名な1番のプレリュードは非常に快速で駆けたのち、終始の解決は消え入るまで自然に伸ばす。第5番プレリュードは激情を込めるようで楽器の鳴りも全開、その緊迫感に飲み込まれる。基本的に闊達なテンポで、サラバンドの造りも淀みなく自在に祈りを込める。1番・5番ともにジーグは速めで、音楽の盛り上がりも十分。無伴奏ライヴゆえの音抜けや弾き直しはあったものの、補って余りある充実した音楽体験となりました。 心に残る演奏だったので、終演後美術館から出てきたところ失礼して握手を求めサインを頂きました。その後、なんだかフォーラム内を立ち止まってはぐるぐる巡っていたようで、今度はアーティスト・インフォメーションの辺りで再びお見かけ。どうやら迷っていたらしい(笑)。こうしたちょっとした微笑ましい記憶が生まれるのもLFJの魅力。
by mamebito
| 2009-05-04 16:36
| LFJ
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